一章 始まりの小唄

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「ーーーーーーーッ!!!」 声にならない叫びが 耳に付く ーーあー、橋の方か と。瞬時に判断した沖田は部下そっちのけでその場所へむかうのであった。 自然と緩む顔、 殺ったのは誰なのだろうか、 強者だろうか そればかり気になる 「‥例の‥犬か」 橋の真ん中に黒く人が立っている姿が呟く。その足元にいるのは間違えなく仏さんだろう 沖「壬生浪士組です。貴方「此奴は長州過激派の佐野内。最近向こうの行動が目に付くと土方に言っておけ」 遮られた言葉 沖「‥ちょっ‥!」 気づいたときには そこに仏さんしがいなかった 不覚だ、などといいながら 冷静に判断する。 長州過激派ということは 奴は佐幕派なのだろうか ‥土方に? 土方さんを呼び捨てって‥ などと考え出るうちにも 隊士達は処理を終えていた 部下ととりあえず合流し 屯所へ戻る。
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