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「おーい」
聞き覚えのあるようなないような、低い声が私を呼ぶ。なんだよう、おかーさん?もうちょい寝させて今いいとこなの…あ、あと5分!
「おかーさんちがう。てかおかーさんこんな声低くねーだろww」
なんだと…ママンではないとなれば…ばーちゃん?
「ってか、ここアーロットだぜ?」
その単語に体が反応し、目が覚めた。…そうだ、私神様に…
ん?なんか背中がモゾってするんだけど?
「……ちょいまち?…………え、だれ?てかなんで翼生えてんの?え?嬉しいんだけど?」
「嬉しいのかよwww」
草原に大の字で寝そべっていたと思われる、草の痕。そして白装束を着ている私。
それはおいといていいと思うんだけど、この深い瑠璃色の髪と目をしていて結構顔の整ってて私と同じ白装束を着て、しかも翼が生えてるこの男の子はどなた?悪魔くんですか?それと何故私にも翼が…ハッ!もしやあの神の仕業…!?GJ!!…じゃあこの男の子は?
「さしずめお前の兄ってとこかな」
はいぃぃぃ!?え?てか読心術使えんの!?
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