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『蓮も僕の言葉わかるの?』
「どうだろうか?蓮、おまえカインドの言葉わかるか?」
「えっ?ていうか兄貴はわかってたの!?」
「ん、まあな。てか、動物と喋れる能力なかった?え?ない?…じゃあ俺専用ってことか?いやっふい!」
「あ、兄貴のぶぁかー!!」
自力で馬と喋れないの私だけか!くそお…いいな兄貴…べ、べつに羨ましくなんてないけどね!いいもん翻訳こんにゃく食べればいいだけだし!ふんだ!
ふて腐れながら創造魔法で○次元ポケットなるものから翻OこんにOく取り出して一口食べた。
サイファーが珍しいものをみる顔をしていたので、普通のこんにゃく(味噌つき)をあげた。驚いて危険じゃないか確かめて一口齧った。顔を綻ばせていたのをみてすっごく癒された。サイファーマジ天使。
『?蓮も僕と会話できるってことでいいのかな?』
『あー、うんまあ?』
まあ私の会話能力は一時的な機能ですがね!
「ふっ、まあまあww」
あああああ小馬鹿にしおってえええええむかつくううううう!!!
『話進めていい?』
『おお、すまんな。で、なんで襲われてたんだ?』
『僕たちは用事で遠くの方に出掛けていたんだ。できるだけ早く目的地に行こうとしてあいつらに出くわしちゃって。本当に助かったよ!ありがとう!』
「実は、今日は両親の結婚記念日なんです。だから、この近くに咲くという綺麗な花をさがしてたんです。」
優しいのお。…私は親孝行してたかなあ。というかお母さんの顔がなあ、いまだ思い出せないんだよなー
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