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「まあ、僕ら世界神って言うんだけどさあ、創造神様から任された、わかりやすく言うなら世界だね。それをたっくさん管理しなくちゃいけないんだ。まあ、いく人かに分かれて管理してるから幾分かは楽なんだけど、それでも結構な数の世界を管理してるからねぇー」
溜息をつきながら語る神様。何てファンタジーなの。
きっと神様の気持ちは理解できないだろう。というかしたくない。
「…めんどくさそうですね」
何万何千年と、私では想像もつかない年月を目の前の神様はやっていると思うと素直に凄いと思う。
「実際めんどくさいよー、ところどころで何時間に何億人もの人が争ったりするし、それを鎮火させるのにも時間がいって何人ものひとがその間に死んでしまうし逆に平和すぎて人口が増え続けて同じ種族を殺しちゃう世界なんかもあってもうほんとめんどくさい!」
「最後のほう愚痴じゃないですか」
「キニスンナッテ。」
「それで、世界が一個でも勝手に壊滅してしまうと色々厄介なことになるから君が直接僕の管理してる世界に赴いて壊滅しないように見守ってて欲しいんだ。どう?頼まれてくれるかな?」
「なんで私なんですか?」
「んー?」
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