夏の水泳部

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「あのさぁ、俊。わかるように云ってくれないか?」困り果てた圭一が堪らずに云った。「お前の云いたいことってなんなんだ?」  しばらくして、俊の肩の震えがおさまってきた。すると彼は下を向いたまま、ゆっくりと圭一の方へ振り返った。 「俊……?」
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