夏の水泳部

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 顔を覗き込むようにそっと前に屈むと、見上げた彼と視線がぶつかった。  まっすぐに向けられる視線。涙で濡れた瞳にハッと息を呑んだそのとき、俊が飛び込むように抱き着き、唇を押し付けてきた。 「んん……っ!?」
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