夏の水泳部

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 次第に俊の体温が高まってくるのが肩に置いた手から伝わってくる。圭一の方も次第に、啄んでくる俊の唇の感触が心地よくなってきた。  つい一年ほど前まで小学生だった彼が、思いを伝えるために精いっぱい背伸びをしている姿は胸を震わせるものがあった。時折当たる鼻先は肌をくすぐり、漏れる吐息も熱を帯び始めている。  圭一の唇が俊の唾液で十分に濡れてくると、俊はそっと舌を伸ばして唇をなぞり始めた。最初は恐る恐るだった彼もだんだんと慣れてきたのか、唇を滑っていた舌先を、圭一の中へ滑り込ませてきた。
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