夏の水泳部

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※  ほんの一時間ほど前。圭一は普段と変わらずプールの中にいた。課題の距離を泳ぎ切り、皆が着替えを済ませつつある中で、ひとりだけ水面に身を浮かべていた。 「先輩。……ちょっと、相談があるんです」  プールサイドで圭一が休んでいたとき、俊はそう云って声を掛けてきた。
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