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そんな感じで、ギルと話していると、
「お兄様、もうそろそろ始まるみたいですわ。そんな落ちこぼれで魔法の的にしかならないクズは、ほうっておきましょう?」
ギルの双子の妹であるセレンが俺を罵倒しつつギルを連れて行こうとする。
「悪いが、先に行ってくれないか?いくら双子の妹と言えども親友を貶した人とは行動を共にしたく無いのでね。
それに、俺でなくとも一緒に行ってくれる友人がセレンにはいるだろう?」
「わたくしはお兄様と行きたいので断りましたわ。それに、フレイム家次期当主であるお兄様がこんなクズといらっしゃること事態あり得ないことですのよ?こんなクズとっとと消えれば良いものを………。」
そう言いながら俺を睨んで来るセレン。
とっとと自分たちの前から消えろと言わんばかりの目をしている。
まあ、俺が知ったことではないが。
「ギル、俺は良いからはよ行くぞ。担任が今にも切れそうな顔してるから。」
「そうだな。セレンも早くしたほうがいいぞ?それから、自分の友人は自分で決めるし、お前にとやかく言われる理由がない。」
そうして、俺達2人はセレンを置いて生徒が集まっている場所に向かう。
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