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「「愛の力だ!!!!」」
"なん…だと!?"ダメージ1000
「カイ、ありがとう」
「まだ礼を言うときじゃねえだろ?」
「それもそうだな…ハハッ」
「なあ、〇〇。アタシさ…お前に言いたいことがあるんだ」
"!やめろ、カイ!言ってはならーーーん!!"
「アタシは…お前が好きだ!」
"ぐっはあ!?"ダメージ5000
「へへっ、わりいな…ムードがなくてよ」
「いや…俺も好きだよ、カイ」
"ぬふうっ!?"ダメージ9000
度重なる精神的ダメージで忠貴はぼろぼろだった
「よくわかんねえが…今のうちに一気に終わらせようぜ〇〇」
「ああ、今なら…」
構えをとる2人
『俺の体が真っ赤に燃える!
勝利を掴めと、轟き輝く!…』
『アタシの道を邪魔するヤツは容赦しねえ…
自由を掴むため
愛を得るため
父親だろうと関係ねえ!!…』
『水泳部奥義!ウォータークラウン!!』
『決意は揺るがねえ!二丁拳銃!!』
"ぐああああああっ!!!!!"
「お父様に、勝てた…」
力が抜け倒れそうになるカイの肩を、〇〇が支える
「大丈夫?」
「ああ…大丈夫さ。早いとこ出ようぜ、もう用はねえんだからな」
「そうだな、卒業式の証書もまだ受け取ってないしな」
「すっかり忘れてたぜ…急ぐぞ〇〇!」
「お待ちください、これを」
竜光寺の家を出ようとしたところで、〇〇は黒服の男性に呼び止められた
「手紙…ですか?」
「はい、竜光寺忠貴様からの伝言です」
訝しげに封を開ける〇〇
恐る恐る文面を見ると…
"娘を頼む 忠貴"
「認めてくれたってことなのかな…」
手紙には続きがあった
"婿養子にならんか? パパより"
「…………………………」
「オーイ〇〇!急がないと古我先生に怒られちまうぞ!」
卒業式なんだから古我先生だけじゃ済まないだろなんて考えながら
「(まあ、伝えるのは今度でもいいか)」
カイと一緒に卒業式に急ぐ〇〇
「なあ〇〇」
「ん、なに?」
「アタシ、これからどうすればいいかはわかんないけどさ…お前となら、なんとかなると思うんだ」
「あー!なんか恥ずかしいなコレ!!」
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