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≪十五年前…≫
蒼き月が静かに笑っている。
目の前には黒い服を着た男達がいて私を冷たい目で見下ろしている。
声もでないほどの恐怖のなか私は拘束されていた。
男の1人が私に近づいてくる。
≪今…≫
そこでいつも記憶が止まる。
それ以上は覚えていないのだ。
しかしその数日後、私が頭に浮かんだ言葉を呟くと変な事がおきるようになった。
目の前にいた子がいきなり宙に浮いたり、今まで晴天だった空から突如雪が降ったりなど…
それは魔法の呪文でむやみに言ってはならないと教えてくれた男の子がいた。
そういえばあれは誰だったんだっけ。
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