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ダメージは当然ながらある。撃たれればそこがえぐれるような痛みがあるしナイフで切られればそこに刺されたような痛みが走る。そしてなによりそのダメージはKWPに蓄積されダメージ量が一定量を超えるとお前らのキ○たまに潰されたような痛みが来るようになっている。2つキ○たまがやられたら負けだ。痛みはゲームが終わるまで消えないので頑張るように。負けたものには数字が言い渡される、例えば一番最初に負けた奴には1、二番目に負けた奴は2、と成績をつけていく。ゲームが終わったら成績の悪い奴らはKWPが体の中で爆発し死ぬ。この成績には今までの筆記テストなどの分も入る。当然最初に負けたほうが死ぬ確率は高い。エリアはこの街全体だ。以上だ質問はないか?」
と先生がそのふざけた名前のゲームの説明をした。
「死ぬっておい、なんで俺たちがそんなゲームしなきゃいけないんだよ!やめらんねえのか!?」
「それは国で決められていることだからやめられない。なぜお前らかというと、ここが男子校で女がいないから都合がいいんだ。あ、言い忘れていたがお前らの動きは全てこちらで監視している。妙な動きをしたらすぐに殺すからな。」と先生は言った。
すると、木嶋くんが叫んだ
「殺せるわけねえだろ!殺せるもんなら今すぐ殺してみやがれ!じゃねえと俺がお前を殺す!お前はいまなにも武器はもってねえし、おれはボクシングを習ってる、だからお前を今すぐぶちのめしてやるぜ!」
「そうか、そんなら殺してやる。俺はお前がこのゲームに勝つのではないかと思っていたが・・・残念だ。死ね」と言って先生はポケットから取り出したスイッチを押した。
その瞬間、木嶋の体の中からピッピッという音が聞こえだした。
「おい・・・なんだよこの音」
「今、KWPの起爆スイッチを入れたんだお前はもうすぐ爆死するだろう」
「なんだよ・・・これ、なあ先生!止めてくれよ俺が悪かった。。。」と木嶋は泣き崩れた。
「悪いが起爆ボタンしかないんだ。じゃあな」と先生は笑った
「そんn」と何か木嶋が言いかけた瞬間木嶋の体が弾け飛んだ。
先生は
「よし、いまから武器を配るから席につけ」と言った。
木嶋の肉塊は黒ずくめの男たちがゴミ袋に入れて回収していった。
俺たちはもう先生、いやこの男に逆らえなかった。
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