プロローグ

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優子と別れてFクラス前に来たのはいいんだけど… 透「なんだこのひどい教室は。」 秀「むぅ、まるで物置じゃのぉ」 そう、とてつもなくボロい。入るのを躊躇ってしまう。 秀「ま、まぁ外はこんなんじゃが中の設備は…」 透「…」 まぁ外があんなんだったからある程度は予想していたが卓袱台と座布団は予想外だった。 勉強させる気があるのか疑問に思う。 ??「おお、秀吉と、…透!?なんでお前がFクラスにおまえがいるんだ?お前の成績なら普通にAクラスのはずだろ!?」 透「ああ、雄二か。そのことについては触れないでいてくれ。まだ傷が癒えてないんだ。」 秀「兄上は全教科名前を書き忘れておったのじゃ。」 透「なっ!?言うな、この野郎。」 雄「お前らしいな(笑)」 ったく、秀吉もなんでこいつなんかに言いやがったんだ。 こいつこと坂本雄二は、人の弱みを握ればそれを悪用するか、一生笑い続けるような最低なやつなのに… ん?あそこにいる小柄なやつは… 透「おっす、康太。お前もFクラスかぁ。よかった、知ってるやつがいて。」 康「………他にもいる。」 そう言われて周りを見てみるとこのクラス唯一の女子であろう人を見つけた。 透「おぉ、島田か。おはよう、また一緒のクラスだな。」 島「あぁ、透。おはよう、席は決まってないらしいから適当に座ったら?」 席も決まってないのか(汗 まぁ、適当に秀吉の後ろでいいか 透「後ろいいか?」 秀「わざわざ聞かずともお主とわしの仲じゃろ。」 透「ははっ、そうだな。」 秀吉と話していると扉が開いた
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