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秀「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる。1つ言っておくがわしは男じゃ。」
何を当たり前のことを……ん?なんかクラスの奴らが残念がってるような…っと俺の番か
透「立花透だ。今年一年よろしくな。」
まぁ、無難にこんなもんか。
康「……土屋康太。」
…そんだけ?まぁ去年は喋り過ぎてたからなぁ…
島「・・・・・です。海外育ちで日本語は読み書きが苦手です。趣味は吉井明久を殴ることです☆」
……相変わらずだなぁ。ホントに明久のことが好きなんだろうか?あっ、明久の奴脅えてやがる。
……………………………………………………………………
次は、明久の奴か
明「えーっと、吉井明久です。気軽に『ダーリン』って呼んでくださいね♪」
F男子『ダァアリィーン』
明「・・・・・・失礼。忘れてください。とにかくよろしくお願い致します」
うっぷ。明久の野郎、変なこと言いやがって。吐き気がしたじゃないか。
その後も名前を告げるだけの単調な作業が続いていた時、
ガラリと教室のドアが開き、息を切らせて胸に手を当てている女子生徒が現れた。
姫「あの、遅れて、すいま、せん・・・・・・」
「「「「「えっ」」」」」
誰からというわけでもなく、教室全体から驚いた声が上がる。
そりゃそうだろう。普通はビックリするだろう。
福「ちょうど自己紹介をしている所なのであなたもお願いします」
姫「はっ、はい。あの姫路瑞希といいます。よろしくお願いします」
F「はい!質問です!」
姫「あっ、はっはい、なんですか?」
F「えーと、何でここにいるんですか?」
まあ言い方は失礼だがその質問はおそらく全員が聞きたいことである。
姫路は確か学年次席レベルだったはずだが……
姫「そ、その…試験の最中に高熱を出してしまいまして…」
F「あぁ、なるほど俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに…」
F「あぁ化学だろ?アレは難しかった」
F「俺は弟が事故に遭ったと聞いてそれどころじゃなくてな…」
F「黙れ1人っ子」
F「前の晩彼女が寝かせてくれなくてさぁ」
F「今年1番の大嘘をありがとう」
これは想像以上に馬鹿ばっかりだな。
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