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麻耶「あっ!、駅前のお店で“SUGAR”ってお店があるんだけど、そこのモンブランは人気なんだよ♪」
SUGARとは新しく出来た駅前のケーキ屋さんで亜希姉と兄貴が喋っているのを聞いた事があった。
そこなら亜希姉も文句は言わないだろう。
純平「じゃあそこにするかな、ありがとな。教えてくれて。」
麻耶「ううん、いいの。亜希子と隼人兄ちゃんによろしくね?」
隼也「あぁ、伝えとく。」
麻耶「じゃあまたね?」
麻耶は小さくオレに手を振って友達の元に向かって行った。
楽しい時間と言うのはどうしてこうも早く終わってしまうんだろうか。
悲観的な現実に嫌悪感を抱きながら駅前のケーキ屋に向かってオレも足を動かした。
と思ったその時、左手を誰かに引っ張られる感じがした。
疑問に思い振り返って見ると、さっき友人の元に向かって行ったはずの麻耶がそこにはいた。
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