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隼也「どうした、行かないの?」
再び戻ってきた麻耶に戸惑いと喜びを隠しながらオレは純粋な疑問を麻耶に投げ掛けた。
麻耶「えッと……あのね?」
下をうつ向きながら口ごもって喋る麻耶に幼い頃の面影を被せる。
人見知りで人と話す事が苦手だったあの頃を。
麻耶「近々なんだけど、時間作ってほしいの。」
隼也「えっ?」
麻耶「色々話したいし……ダメかな?」
麻耶から何かを頼んでくるなんてあまりなかった事だからそれが余計に嬉しかった。
隼也「オレは全然構わないけど」
麻耶「ホントに!?、…良かった。じゃあ後で連絡するね?」
隼也「あぁ」
麻耶「それじゃ~…今度こそ♪(笑)。バイバイ。」
麻耶は笑みを浮かべながら今度こそ友人の元に向かって行った。
麻耶と会えただけではなくデートのようなもののお誘い
少なからず今日のこの外出には感謝だなぁと思い、再び足を動かした。
こんどこそSUGARに向かう為に。
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