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隼也と話し終えた私は、再び買い物に来ていた同僚の元へ向かった。
自分の私情に付き合わせ、待ってもらった事に非常に申し訳なく思う。
麻耶「ごめんね、お待たせ。」
「もういいの?」
麻耶「うん、もう終わったから。」
「じゃあ行こっか♪」
私達はまた3人並んで歩き出した。私は先ほどと同じく左端を歩く。
「知り合い?」
私の隣を歩く同僚が口を開く。名前は木村里沙。タメとは思えほど外見が大人っぽい。
麻耶「幼なじみ。この前話した相談相手の人で、生まれた時から高卒までずっと一緒だったの。」
里沙「あぁ~~!あれが例のね(笑)」
里沙は笑みを浮かべながら私が隼也の事を話した日の事を思い出しているようだった。
里沙「あれでしょ?、麻耶の意中の人って(笑)」
麻耶「えっ!?///」
里沙の発した言葉に私の声も裏返ってしまった。
「あはは、麻耶動揺し過ぎ(笑)」
右端を歩く同僚、園崎美丘が笑いながら私を見る。突然そんなことを言われれば誰だって驚くだろうと思う。
顔に熱がこもり、赤くなっているだろうとなとすぐに分かった。
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