運命

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結局、シャワーを浴びようと思ってから2時間後にシャワールームに入った。 兄貴がいらん事言うから…(泣) おまけに侮辱罪と弁償とか訳の分からない事言われてコンビニ行くハメに。 せっかくの休日がゆっくりも出来やしない。 隼也「ハァ~~……」 シャワーを浴びながらため息を吐く。やはり時間が経っているからか爽快感が薄い。 隼也(あの夢……) 1人になるとどうしてもあの夢の事を考えてしまう。 別に思い出したくない訳じゃない。ただ、いつも同じところで途切れてしまうからその先がどうなってしまうのかを純粋に疑問視していた。 挙げ句の果てには勝手に自分でストーリーを作り、ハッピーエンドにしようとしてしまう始末。 例えば、無名のヒーローがオレを助けに来てくれたり 気が変わって後日に延期になったりだとか 実は子役でドラマの1シーンを撮影中に入りこんでしまっていただけだとか キュッ!! シャワーの蛇口を止めて身体を拭き、タオルで頭を拭く。 考えれば考えるほど他のものが手につかないぐらい考えてしまう。 ジーパンを履きオレは再びリビングへと足を運んだ。
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