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ガチャッ
リビングを開けると先ほどとほぼ同じ光景が目に映る。
変わっていると言えば、兄貴と亜希姉の座り方がさっきよりも多少楽になっているぐらい。
隼也「いや~、生き返った(笑)」
隼人「死にかけてたのかよ21才(笑)」
隼也「無事蘇生しました♪」
オレは冷蔵庫を開けてスポーツ飲料水を取り出す。その際時刻確認すると正午を回っていた。
亜希子「そう言えば麻耶って大学病院だよね?」
隼也「ナースになるらしいからね、アイツ。」
オレは飲料水を一口飲んで亜希姉の言葉を返す。
ナース志望の麻耶は着実に将来の夢に近づき、今も大学病院で学んでいる。
実際に患者の健診を任されていたりもしているそうだ。
隼人「隼也はどうなんだ?」
隼也「親父みたいな事言うんだな(笑)。心配しなくてもちゃんと考えてるよ。」
オレの将来は決まっている。誰かの役にたちたい、力の無い人を守りたい。
そういう気持ちからオレは“刑事”になることを夢みていた。
だけど、実の兄や共に育ってきた姉の立場の二人には恥ずかしくて言えるわけもない。
[ピロリロリ~~ン]
着いていたテレビから緊急速報が流れ、チャンネルが自動的にニュースに変わった。
何が始まるのかと思い、オレ達はテレビに視線をやった。
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