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「ふふっ…んぐ、ふふ…」
「斎藤さん?何を一人でやってるんですか?」
「いや…あははっ、っあ゙ーっ、」
「おい斎藤、笑うのも大概にして本題へ入れ。」
「すみません、副長。ふふ、えーっと、大阪から筆頭局長を勤める芹沢鴨さんが帰ってくる。そこでお前と彼女を芹沢さんに紹介したい。構わないか?」
「それは構いませんが、機嫌を取れだのなんだのは勘弁願います。」
私が座り込むと、またもや斎藤さんに腕を引っ張られ、隣に座らされた。
「んな事は言わねぇよ。ただ、新見って野郎だけには気を付けろ。決してお前が女だと悟られんじゃねぇぞ。」
新見……さん。
変な名前。
「了解です。で、私はどこで寝て何をすればいいんでしょうか。」
新見って奴よりまずは自分の事を優先するべきだと私は判断したよ、土方君。
という目線を送ってみる。
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