「…と、土方先生は仰いました」

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……誰!?つか、背ぇ高っ!! 「…大丈夫か?すまねぇな、うちの連中は気が利く奴が少なくてな。」 そういった人は、笑って私の手を引いた。 「あーっ!!左之、抜け駆けは許さん、許さんぞっ!!」 そう言った体格が良い男性は、私の手を引く人の腹に足蹴を入れた。 「うぐっ……!?新八ぃ!!」 「しんぱっつぁん、それは流石に左之さんが可愛そうだよ…」 あの、私はどうすれば…!? 「こっち来なよ」 そう言われて、私はまた別の人に手を引っ張られて座らされた。 「あの、ありがとうございます」 「良いよ、そんなにかしこまらなくて」 「あ…!!さっきの方ですか?」 この人は確か…、沖田総司さん。 の、筈。 「そう、さっきの人だよ。自己紹介がまだだったね。僕は沖田総司。よろしくね、紫月澪ちゃん」 「あの…、私が女だということは極秘にお願いしますって鬼が言ってました」
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