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私の日常を変えた、まさに運命の日。
それは今日と同じく、寒くて気が滅入りそうな日だった。
―――……
「あ゙ーっ、寒っ!!こんな寒い中でいたいけで健全な女子に素振りをしろなんて何て鬼畜発言をするんだあの糞ジジィ…!!」
私は家の戸に向かい言葉を絞り出した。
「はーい、素振り100回追加ねー」
「は!?お前、ちょっと立場逆転とか滅茶苦茶いいと思うんだな!!」
「こんな優しい優しいお兄さんに向かって「鬼畜」だの「糞ジジィ」だのよく言えたなぁ?ん?」
「……すみません、直ぐに素振りやって来ますっ!!」
紫月澪17歳。
職業、今をときめく女子高校生。
恋に部活にバイトに大忙し!!
…何てことはないが。(ちなみに今もときめいてなんていない。)
「さぁって、この状況どうしょう。マジ笑える」
振り出しに滅茶苦茶戻ってるし。
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