「…と、土方先生は仰いました」

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「だーかーらぁー、古いっての!!」 「んな事言われましても。」 「ねぇ、澪。ちょっといい?」 「いきなり来て何事ですか?このやろー」 私は喧嘩腰で畳み掛けるが、相手は全く動じない。 「はい、これ」 相手こそ黒田百合大魔人様様は私の前に本を出した。 「はい、これって、言われましてもねぇ、大魔人様様…」 「大魔人様様!?って、あんたは人の行為を無駄になさるおつもりですか。惨めな子分よ。」 「ひでぇな」 私はそう言って本を見た。 「その本、魔法の本らしいよ?開いたが最後、自分が待ち望む時代へ連れていってくれるらしいけど…って、前の下り聞いてた!?」 あ、やべ、聞いてなかった。 でも、百合の口振りからしてまだ本は読んでいないのかな? つーか、魔法の本って…。 頭が可笑しくなったか? ま、可笑しくなったら笑ってやりゃぁ済む話だ。
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