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目の前には天才剣士の沖田総司。
隣には鬼の副長なる土方歳三。
…これは地獄かい?
普通に試合とかをするにしても、沖田総司はないだろ。
この人はマジでやばい予感が滅茶苦茶漂ってる。
覇気出てるよ、覇気が。
「早く打ち込んできてください。あなたの力量を知るためにも、仕方の無いことなのですよ」
なーにが「仕方の無いことなのです」ですか。
なら平の人連れてきてください。
平なら多少いますでしょ!?
という叫びを呑み込み、私は沖田の方を見た。
「確かに、私は剣を扱えは致しますが、多少かじった程度の腕前なのです。…なので、恥ずかしくてお見せすることが出来ないのです。」
適当な事をざっと並べて私は沖田に頭を下げた。
「どのみち力量を見るだけだ。相手はあの総司だぞ?遠慮してどうすんだ」
あの沖田総司だから遠慮するんですよ、土方さんの馬鹿。
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