地球最後の告白を Ⅲ

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いつか、君と二人でみたあの夕焼け。今でも心に残ってる。一人で見たとき、コレを恋なんて呼ぶのかとても困った。なぜなら、こんなに穢れすぎてしまったからだ。 でも、意味を知った今わかったんだ。俺は穢れたんじゃなかった。 遠回りしすぎたんだ。 君の気持ちを知るのが怖くて。 そして、何もかもが手遅れになった。遠回りしすぎたんだ。灰のように消えてしまった。手遅れになってしまった。 だけど。今更だけど。 遅いって言われるかもしれないな。でも、俺は今更―――…。 赤「君が好きだ。君が好きだった」 って言えたんだ。 ――――気づかせてくれてありがとう。
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