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「あ~~飲んだ!満足っ!」
少しだけフラりとする足をなんとかこらえ、腰を伸ばして深呼吸。
タバコや酒の匂いから解放されたあたしは、春先の外の空気をめいっぱい吸い込んだ。
あれからくだらなく、どうでもいい話を喋りつくして。
結局あたし達が居酒屋を出たのは、3時を回った頃。
「んげ。もうこんな時間?明日起きれるかな…」
「塔子と飲むといつもこうなるから嫌なのよね~」
「何それ。あたしが悪いみたいな言い方してーーっ」
「ちょっと塔子、そっち溝あるって!」
久美があたしの腕を強く引っ張る。
その力だけでよろけるあたしは、本当に酔っちゃったのかしら?
「しっかし、なんで合コンやってたのに塔子と二人で飲んでんだか…」
「楽しかったんだからいいじゃん~」
あたしがヘラっとそう言うと、久美は少し考えるように腕を組む。
「ん~~もしかしたらさ? 塔子の場合、案外近い人のがいいかもしれんね」
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