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「あー、腰がいたーい!」
やっと。
お昼前にはひと段落終えて。
給湯室でコーヒーを飲むこの瞬間が、唯一の幸せ。
ずっと座りっぱなしは、さすがにキツイ!
「田辺主任、朝からずっと宮内さんにつっかかってたね」
その声に振り向くと
同期の仲村さんが、ニヤニヤしながら立っていた。
「ほんと、あの鬼なんとかなんない? あたしを目の敵にしてさー!」
「そうかな~?逆だと思うけど」
可愛らしいマグカップを持つ彼女は
久美とはまた違う、可愛らしいお嬢さんで。
愚痴をこぼせる数少ない戦友、っていったところ。
「田辺主任って、宮内さんの事気に入ってるんだと思うよ」
ーーブハッ!
ちょ。やめて。
コーヒー吹き出しちゃったじゃん。
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