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「私に触れるなーーーっ!!」
そう発狂したあたしは
気付いたときには、男の顔面に拳をぶちかましていて。
気付いた時には、あたしは泣いていて。
あの場から飛び出した。
あの場を取り繕ってくれた久美は
鼻水垂らしながら号泣するあたしを追って、この居酒屋に連れだってくれた。
「あんな男、絶対やだ!」
「そんなことばっか言ってると、お嫁にいきそびれるよ?」
「えー?!」
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