1章「なんで初日から知り合いできるの」

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なんて優越感に浸りながら、ゲームでもしようと鞄を漁って── 「おう、お前なにしとるんや?」 「──っ!?」 なに!?なぜばれた!? こんな時間にここをうろつくなど、俺みたいな秀才かよっぽどの馬鹿ぐらいだろ!? 一体誰が── 「……あ、よっぽどの馬鹿じゃん」 「キレるで?ほんまキレるで?」 この、入学式をサボってる関西弁の馬鹿は、魚崎江兵(うおざき こうへい)。 一応中学からの知り合いで、俺の今の財政破綻はこいつのせいと言っても過言ではない。 こいつがとある趣味に俺を引きずり込んだがために、俺の財布はエターナルフォースブリザードの被害にあっている。
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