柑菜と言う名の少女

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー というわけで放課後。 憂鬱で退屈で面倒なただの授業風景なんて見ても読者様は楽しくないという判断の上で割愛させてもらいます。 今はHRがおわって10分くらいクラスの人達も半分くらいまで減ってる・ 「柑菜!一緒に帰ろう!!」 そう笑顔で声をかける優人。 一部の男子に睨まれているのに全く気づかない。 勿論柑菜は女子の羨む視線を気づかないフリする。 「他の子は?」 よく見ると優人の側にいつもの取り巻きが居なかった。 「皆、急いで帰らないといけない用事があるらしい、先に帰ったよ?」 極々稀にこういうことが起きる。 彼女たちは柑菜と優人を2人きりになんてしたくない。 だろうから本当に外せない用事なのだろう。 「そっか…じゃあ久しぶりに2人であそこ行く?」 「本当?やった、すっごく嬉しい。それじゃあ行こうか?」 そう話しながら柑菜たちは教室を出た。 本当に久しぶりだから優人はすごく浮かれてる。
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