☆心地よい場所

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  「あっ、やべ」 そう呟いた俺に君は優しい笑顔を見せた。 「また道間違えたね」 君の声が脳髄に響く感覚。 たまらへん。 君とこうしている時間が 今の俺を支えてる。 「ごめん。このへんめっちゃ道ややこしいから」 さっきの十字路で左折すれば、 すぐに彼女の家が見えてくる。 もう通い慣れた道。 でも車を直進させた。 もちろん 意図的に
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