☆心地よい場所

2/8
前へ
/519ページ
次へ
  「あっ、やべ」 そう呟いた俺に君は優しい笑顔を見せた。 「また道間違えたね」 君の声が脳髄に響く感覚。 たまらへん。 君とこうしている時間が 今の俺を支えてる。 「ごめん。このへんめっちゃ道ややこしいから」 さっきの十字路で左折すれば、 すぐに彼女の家が見えてくる。 もう通い慣れた道。 でも車を直進させた。 もちろん 意図的に
/519ページ

最初のコメントを投稿しよう!

158人が本棚に入れています
本棚に追加