☆心地よい場所

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  「早く帰らないと?」 君は運転席側に周り窓の外でそう微笑む。 なんでそこまで君は 俺の望む事ができるんやろう。 「うん?」 「奥さん待ってるでしょ?」 そう悪戯っぽく微笑む君。 少しだけ胸の奥がズキリと痛むのは毎度の事。 でも君はそれ以上の事は言わない。 たぶん君は全部分かってる上で 俺と一緒にいるんだと。 この時はまだそう思っていた。  
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