和桜‐きえないきずあと‐

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──桜夜の部屋── 桜夜 「人の部屋、散らかしすぎ……ってか男の部屋は、気を付けて入んないと後悔するぞ」 咲良 「アルバムにもいる……」 桜夜 「人の話、聞いてます?」 咲良 「ねえ桜夜……桜海って、だれ?」 桜夜 「……クラスメイト。小学校三年だったかな、一緒のクラスだった。」 咲良 「なんで覚えてないんだろう」 桜夜 「とりあえずココア持ってきたから、飲んで落ち着け」 咲良 「……うん。」 ──ズズ、 咲良 「桜海……桜海……仲良くはなかったのかなぁ……」 桜夜 「さあ」 咲良 「おかわり、ついでもいい?」 桜夜 「ああ───、コップ」 咲良 「自分でついでくる」 桜夜 「そ。」 咲良(M) 「なんでだっけ──」 咲良 「……ん、ココアっと……あれ?なんか、床下あいてる…………ん?」 咲良(M) 「……床下……から、骨……人骨?」 咲良 「いや…………っ!」 咲良(M) 「あ、桜海ちゃんってあの子だ。桜夜と私の側にひっついてきて、邪魔だったあの──」 咲良 「ふふ。わたしの……桜夜に近づいた女……」
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