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──桜夜の部屋
咲良
「さーくーや。」
桜夜
「どした、さく……っ」
咲良
「怯えて、どうしたの?」
桜夜
「なんでもな」
(遮られる)
咲良
「ねぇ、桜夜。約束は?
私、"忘れるから思い出させないようにして"って、言ったよね?」
桜夜
「だから先回りして、骨、隠しただろ?」
咲良
「見つけちゃえるとこになんで置くかなぁ?桜海は邪魔だから消したけど、桜夜はどうしよっか?」
桜夜
「咲良……ッ」
咲良
「桜夜、キスして。」
桜夜
「……は?」
咲良
「キスされたら、許せそう」
桜夜
「咲良──、」
──口づけを交わす
咲良
「桜夜──……さよなら」
──桜夜の胸に、包丁。
咲良
「大好きな桜夜……わたしのもとへ、きた。」
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