Episode 2

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そして俺達はあの転校生を見届けた後、音をたてないように注意しながらその場所を脱出。 担任のホストに文句を言われながらも平謝りをし、クラスメイトの不思議そうな視線の中自分達の席についた。 だが、俺の脳裏では先程の映像が何回も何回も繰り返し再生されて、忘れられそうもない。 最っ悪。見なきゃよかった。 「(おい、大丈夫か?)」 机に突っ伏していると、窓付近の席でチラチラと俺を見ている光太が口パクでそう言った。 とりあえず、言える事はこれだな。 「(お前のせいだ)」 「何で!?」 前触れも無く叫んだ光太に、クラスメイト+担任からのアツい視線が集中する。 ざまぁw 「遠藤、どうかしたか?」 「…いや、何でも無いです…」 うなだれる光太に内心大爆笑して、何食わぬ顔で前を向くと担任と目が合った。 が、すぐ目を逸らされ、話の流れを変えられる。 何だ…? よく分かんねー…。 そこで、チャイムが鳴る。 担任は「じゃあ終わる」と言うとさっさと教室から出ていこうとした。 …のだが、何かを思い出したように首だけをこちらに向けて、 「後で若松と遠藤、生徒指導室な」 「「え」」 ハモる俺らに担任はニヤリと笑った。 「楽しみにしとけ」 嫌だわ。 そう、心の中で毒づいた。 _
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