Episode 2

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1時間、トイレでたっぷりと休憩した俺と光太は、その次の休み時間に何食わぬ顔で教室に戻った。 クラスメイト達からの視線が痛いが、そもそもそこまで友好的じゃない俺には聞いてこない。 代わりに、光太が色んな奴に聞かれている。 「何処行ってたの?」 「何やってたんだよ?」 「二人きりで、シてたの?」 …………何か最後に物凄く否定したい質問が聞こえたんだが…。 それでも俺は関わりたくない。 ここの奴らは言う事為す事どれも頭がおかしいからだ。 だから、光太の「助けてくれ」的な視線も無視する。 お前に託した。精々俺の分まで頑張れよ。 「いや、ちげーんだよ…」 頼りない光太の声を聞きながら、窓の外を見る。 一面に広がる青空を眺めながら、早く実家に帰りてぇなぁ…と切実に願った。 _
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