Episode 2

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昼休みになると、案の定転校生が俺に声をかけてきた。 「なぁ、一緒に学食行こうぜ!」 「あ、……えっと…、………こ、光太!光太に聞かねーと分かんないわ」 「光太?」 そうか……コイツまだ光太と話してなかったんだな…。 アイツことごとく避けてるしなぁ…。 そう思って光太の席を見るとアイツが居ない。その流れで教室を見回すと、扉の近くで逃げようとしている光太を見付けた。 「あれ。アイツ。ちょっと捕まえてきて」 「ん?よく分からんが分かった」 頷いた転校生は思わぬ程の俊敏さで光太を捕まえてきた。何あれ怖い。 「連れてきたぞ」 「あ…ありがとうな……」 「え、これ何なのw俺は死ぬんですかそうですか……アーメンww」 光太のテンションが異様に高い。これちょっと不機嫌になりつつあるサイン。 嫌々捕まったからだな、多分。 絶対関わりたくないって言ってたし。でも道連れにするけどな。 「オレ苑草望!よろしくな!」 「俺遠藤光太。よろしくな…」 「一緒に学食行こうぜ!」 「……ですよねーw」 諦めたような光太が、怒りのため息を吐いた。 _
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