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「いや、さすがにそれは考えてくださいよ」 「うーん……聞いたことはあるんスけどねぇ……」 そらそうでしょうとも、初日にぶちまけて、今まで何回も見て来たはずですからね。 だのになぜだ!? なぜ記憶にないんですか!? お前はいつもどうやって働いてたんだ!! 「あっ!?」 「ん?わかりましたか?」 「はい!肥やしのことっスね!!」 そうだね!!やったねよかったね!! ヨシッ!わかったら早く花壇にそれをぶちまけて!! ぶちまけるのは得意でしょ? 「でも恥ずかしいなぁ……」 この時の私は……このコスプレヤンキーの言っていることが理解出来なさすぎて、このセリフをスルーしました。 忘れてたのです。 ここで働く従業員が、皆頭のネジが緩いどころか工場でネジを締め忘れられていたことを。 その中でも、あのコスプレヤンキーはずば抜けていたことを。
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