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私、大森 優香は今日から高校生
何てこともない、ただの普通科の高校に入学する私には夢があった
大学を出て医者になること…
違う
大学を出て教師になること……
違う
私にはもっともっと大きな夢がある
?「優香ぁー!そろそろ出ないと遅刻しちゃうよぉーー!!」
下からお母さんの声が聞こえたので私は家を飛び出した
優「行ってきまーす!!」
私は最初は走っていたが、徐々にスピードを緩めていった
優「きれい………」
私は桜の木が何本も続いている道を通っていた
?「ほら、翔ぉ!早く行くよ!!」
?「ちょ、ちょっと!引っ張るなよ、夕紀(汗)」
私は後ろから声が聞こえたので振り向いてみると
そこには私と同じ制服を着ていて、長い髪をフワッとなびかせている女の人と
その女の人に手を引っ張られているパイナップルみたいな髪型の男の人がいた
チラッ
優「!!!」
私はその男の人と目が合った
でもそれは一瞬でその人たちは私を通り過ぎていった
ドキッ、ドキッ、ドキッ……
私の胸は手を触れてもいないのにドキドキしているのが分かった
優(ああ、私……
………恋したんだ)
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