~近付けない理由~

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そんな風にニノ君と話していると、あっという間に家にたどり着いてしまった 優「ここが私の家だから! 送ってきてありがとね(笑)」 翔「気にすんな!またな(笑)」 ニノ君は私に手を振った後、背中を見せて去っていった 本当はもう少しニノ君といたかったけど、さすがに行き過ぎだと思いやめた 優(かっこよかったなぁ~……) 私は制服のままベッドの上に横に立った 隣にはいつも抱いて寝ている黒猫のぬいぐるみがある 優「ニノ君が黒猫だったらなぁ~……」 ギュッ 私は思いっ切り黒猫に抱きついた 優「こうするのに……」 私は少し黒猫を抱いたままベッドの上でゴロゴロと転がった 優「んにゃぁ~……」 自分でもよく分からないが急に猫の鳴き声を真似た 優「にゃむ……」 私は黒猫の顔に小さく口を開いて当てた 当然ぬいぐるみの黒猫は反応しない 優「にゃあ~~……にゃ!!」 本当に全く意味は分からないが黒猫との格闘が30分続いた末、私は疲れ果てて寝た
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