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声のする方を見ると、そこには夕紀ちゃんが座っていた
優「あっ、夕紀ちゃん…………」
私は夕紀ちゃんと話したことがなかったので、少し緊張した
夕「どうしてここにいるの?
翔が私以外の学校の人に代表のこと話したとは思えないんだけど………」
少しピリピリしながら夕紀ちゃんは言った
優「学校でニノ君の手帳が落ちたときたまたま今日のスケジュールが書いてあって、気になって見に来たの」
私は起こった出来事をそのまま夕紀ちゃんに伝えた
事実、ニノ君が直接話したわけではなく本当にスケジュール帳に書いてあったのをたまたま見ただけだった
夕「そうなんだ、えっと……」
優「私は大森 優香だよ!」
私は自分を指差しながら言った
夕「よろしくね、優香ちゃん!」
ちょうど夕紀ちゃんがそう言い終えると…………
ピィーーーーー
試合終了!!!
試合が終わった
夕「優香ちゃん、分かってると思うけど
今日のことは誰にも内緒だよ!
あの翔がこんな風に怒られてるなんて周りに知られたら、嫌な思いしちゃうからね!!
翔には優香ちゃんのこと伝えといてあげるから(笑)」
夕紀ちゃんはそう言って観客席から出ていった
コートを見ると勝ったにも関わらず、かなり怒られているニノ君の姿があった
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