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３０分後……
翔はエナメルバックを背負って体育館から出てきた
夕「お疲れ様(笑)
はい、これ……」
私はスポーツドリンクを翔に渡した
翔「ありがと」
翔は一言だけ言って、私からドリンクを受け取った
いつもこう……
試合が終わると翔は暗い顔をして来る
まぁ、あれだけ文句言われたらそうなるのも当然か……
夕「よし、いつもの所行こう！」
私は翔の手を握り前を歩いた
翔「夕紀、ごめんな……」
夕「えっ、なにが？」
私は翔の顔を見て聞いた
翔は下を向いたまま答えた
翔「俺いつもこんなんで……
夕紀にも隣に「はい、ぶーー！！」
ムギュ……
私は翔の言いたいことが分かったので、翔の言葉を遮り頬を掴んだ
翔「ふ、ふき……」
夕「私だっていつも言ってるでしょ？
翔が辛い思いしているなら、私が守るって……
どんな困難があっても翔の支えになるって付き合った時に決めたんだから(笑)」
翔「…………」
黙ったまま少しだけﾆｺｯと笑う翔
夕「よし、じゃあ気を取り直して行こう！
いつもの場所に(笑)」
翔「……うん(笑)」
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