~プレッシャー~

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翔があまりにも大声を出して驚くものだから、つい体を起こしてしまった 夕「ど、どうしたの翔……」 翔「いや、だって優香に教えてないんだよ? 代表のことも試合のことも……」 夕「ああ、それは…………」 私はなぜ優香ちゃんが知っているのかを翔に教えた 翔「そうだったんだ……」 夕「うん、でも優香ちゃんと「優香もバスケやりたいって言ってたからかな……」 翔は私の言葉を遮りながら続けた 翔「優香ってやったことないって言ってた割にはかなり上手いんだよ! あれはセンスとしか言いようがないなぁ…(笑)」 夕(翔……?) どうして? 何でそんなに嬉しそうに話すの? 私はいつ優香ちゃんとバスケをしたのかも聞いたことない いつもならこの公園に来たら、私たちの思い出話やさっきみたいに黙ったまま座っているのに………… どうしちゃったの翔…… そんな他の女の子の話する翔なんて…… 好きじゃないよ ガタッ 私は勢いよくベンチから立ち上がって翔に言った 夕「ごめん、今日塾の振替があったの忘れてた…… 今日はここで……」 翔「えっ、そうなの? じゃあ送ってくよ!」 翔はそう言ってくれたけど、私は今の翔とは一緒にいたくなかった 夕「いや、1人で行けるから!」 翔「でも「じゃあね!」 私はもう翔とは話したくなかったのか、全速力で塾まで行った 夕(何なの、この気持ち…… 今まで翔は私の前で自分から女子の話はしなかったのに………… 今になって優香ちゃんのことばっかり……)
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