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夕「どうしたの翔?
さっきまで一緒にいたじゃん(笑)」
翔「いや、こんなに近いんだしたまにはいいかなって思ってさ(笑)」
私は急に翔に窓をコンコンと叩かれたんで、窓越しで会話している
夕「まぁ、そうだね(笑)
こんなに近いんだもんね!」
私はそう言って手を伸ばして翔の頭をペチペチと叩いた
翔「今度から寂しくなったり、ケンカしたりしてもこの窓叩いて話し合おうな!
そうすれば、離れようがないだろ?(笑)」
夕「ふふ、そうだね!」
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あんなことも言っていたのに、今では窓が限りなく遠く感じる……
ガラガラガラガラ
私は窓を開けた
やっぱりだ…遠く感じる………
夕「翔……」
でもなぜか私は感じ取ってしまった
今日のうちに仲直りしておかなければ、もう元には戻れないと……
私は勇気を持って手を伸ばしゆっくり翔の部屋の窓を叩いた
コンコン
手を戻し、少しの間待っていたが翔が姿を見せることはなかった
プルルルルル、プルルルルル
私はケータイが鳴っている音が聞こえたので仕方なく窓を閉めケータイを手に取った
夕「はい、もしもし」
陸「あっ、陸だけど今平気?」
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