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夕「うん……平気だよ」
私は泣きたい気持ちを抑えて言った
陸「夕紀さんどうしたの?
いつもと声違うし、変だよ?何かあった?」
陸君が心配そうに言ってくれる感じがどこか翔に似ていて、私はとうとう涙を堪えることが出来なかった
夕「グスッ…私……私…………」
陸「えっ、ちょ、ちょっと夕紀さん大丈夫?(汗)」
ブチッ……
私は電話を切って、電源も切った
誰とも話したくなかった
1人になりたかった……
私の些細な嫉妬が取り返しのつかないくらい大事になってしまった
私は翔に優香ちゃんではなく、自分を見てほしかっただけなのに……
私は枕で泣き顔を隠しながら親にも聞こえないように泣いた
辛すぎて……
バカだ、私は…………
ピンポーン
インターホンが鳴ったが、お母さんが出てくれると思い何もしなかった
夕母「夕紀ぃー!お客さんよーー!!」
私はもしかして翔かもと思い、涙を拭き急いで玄関に行った
夕「翔ぉ!!
…………陸君」
そこにいたのは翔ではなく陸君だった
陸「はぁ、はぁ、はぁ…………夕紀さん大丈夫!?」
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