~ただの隣人~

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優「おはよー!(笑)」 私はいつも通り元気な挨拶をみんなにした ……が、みんなはかなりざわざわしていた 明「優香……」 明日香はかなり悲しそうな顔をしていた それはみんなも変わらず明日香と同じような顔をしていた 優「?? みんな……どうしたの?」 男1「そ、それは……」 みんな本当に顔色が悪い 明「優香、落ち着いて聞いてね…… ニノ君と夕紀ちゃんが別れたみたいなの…………」 優「…………えっ?」 私は明日香の言葉を理解出来なかった 別れた……ニノ君たちが? あんなに仲が良かったのに お互いをよく理解し、理解されていたのに…… 優「ど、どうして分かったの?別れたなんて……」 明「いつも朝2人で来るはずなのに、夕紀ちゃんは他校の男に送ってきてもらってたの…… どうしてなのかって近くにいた私が聞いたら 『翔とは別れたの…… 今はさっきの人と付き合ってるの』 ……って言われて…………あっ!」 明日香は口を手で抑えてドアの方を見た 何かと思い、ドアの方を見るとそこにはニノ君が立っていた 優「に、ニノ君……」 翔「……おはよ」 ニノ君はその一言だけ言って席に着こうとした 優「ちょ、ちょっと待って!!」 私はニノ君の前に立ってニノ君を止めた 優「本当なの……別れたって…………」 翔「………………ああ、本当だよ」 ニノ君の答えにまた周りがざわざわし出した 優「あいつ…………」 私は夕紀ちゃんに怒りを覚えた 今までニノ君はずっと尽くしてきたのに、別れるだけならまだしも他の男つくってたなんて…… 私は夕紀ちゃんのいるクラスに行こうとしたが 翔「やめろ!」 パシッ
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