185人が本棚に入れています
本棚に追加
優「はぁ、はぁ、はぁ……」
私は走って階段を上がって行った
早くいつものニノ君に戻ってほしかった
いつもの明るくてみんなの中心にいて、かっこいい……
あのニノ君に戻ってほしい
ニノ君の隣に行きたいと何度も思った
夕紀ちゃんが羨ましかった
夕紀ちゃんのように手を繋いでみたかった
でも許されなかった……
私が……ニノ君に近付くなんてことは…………
だからこそこの前ニノ君にバスケを教えてもらったり、一緒にご飯食べた時は本当に楽しかった
人生で今までにないくらい……
そう思う度に、ニノ君に対しての自分の本気さが分かる
ああ、私は二宮 翔と言う人間を心から愛しているんだと分かる
だから助ける…誰かじゃなくて私が助ける
ガチャ!!
私は勢いよくドア開けた
そしてニノ君が夕紀ちゃんと付き合ってた時にいつもいたドアの後ろの狭い所に向かった
夕「翔もここに来たんだ」
そこから夕紀ちゃんの声が聞こえてきたので私は足を止めた
翔「まぁ……教室にはちょっといられなくてな」
夕「私も同じ……
私たちの別れに色んな噂がたっててさ……
聞いてるだけでも辛くて……」
翔「…………夕紀は何も悪くないよ」
最初のコメントを投稿しよう!