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ふわふわちゃんのおかげで
私は人と話せるようになり、友達も出来た。
中でも、同じ施設の滝くんを兄のように慕った。
私の変わりように周りはびっくりしていたみたいだった。
ふわふわちゃん、
本当にありがとう。
ふわふわちゃんに出会っていなければ
今の私はなかったんだよ…。
ピロリン♪
昔の記憶を思い出していると、パソコンからの
コメントの通知を知らせる音で現実に戻った。
「あ、さっそくボスさんだ!」
ボスさんとは私のブログにいつもコメントをしてくれる人だ。
文章から男性だと思っているが、実際のところ不明。
[ミチくんやっちゃいましたね!
画像の焦ったかわいらしい表情がなんとも言えません。
なにはともあれ、キャットタワーからドスンと落なくてよかったです。
僕のうちのミーコもやらかしそうなので気をつけます(笑)]
「ふふっ!
ボスさんのミーコちゃん、画像見るとぽっちゃり猫ちゃんだもんなー
ミチくんも太ってきたのかな…」
いつの間にか私の膝の上で丸くなっているミチくんのお腹を触ってみる。
…ぽよよん。
「みゃ!」
嫌がって逃げてしまった。
「ああっ…ミチくん!
ごめんって!
もうお腹触らないよー!」
そんな光景をあくびをしながら不思議そうに見るサチ。
こんな日常が私の幸せなのだ。
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