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静かな空気の中、一人一人の生徒の名前が呼ばれている。
回りを見渡せば見知らぬ男女ばかり、中学生の時とはまた違う新鮮さだ。
これからは、この秋島学園でこの生徒達と過ごすことになる。皆と仲良く学校生活を歩んでいこう。
そう淡い期待を胸にしていると、自分の番が来たようだ。
「坂嶺 廉人」
「はい!」
俺、坂嶺廉人は、これから高校生としてがんばっていきます!!
「うむ、これくらい説明すればこの学校についてわかったかな、何かあれば、後で先生のところへ来てくれな」
先生の話が終わったようだ、これから何をするか考えていると
「さて、今年からなんだが、校長先生の提案で君たちに新たなキャラ付けを行いたいと思う」
・・・・・・はい?キャラ付け?
回りを見ると皆が頭に?を浮かべている様子だった。
「ああ、よくわからないだろうな、実際にやったほうが早いか、出席番号順に先生のところにプリントを取りに来てくれ。」
言われるままに、プリントを受け取った俺達
「そこに書かれているキャラがこれから3年間の君たちのキャラ付けだ、今までの性格やら、自分の立ち位置なんかは全て捨ててもらう、とのことだ。先生もよくわかってない
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