桜月
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月が頬を染め 僅かに微睡む夜明け前 風の呟きと星のお喋りに 耳を傾ければ 微かに届く春の詠 ほらすぐそこに その角を曲がったら むくっと膨らむ蕾の音 ほろりと色づく薄桃色 桜 桜 月が微睡む夜明け前 足音を忍ばせ訪れて 陽だまりを待つ桜月
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